食へのこだわり

─── 私が経験した1つのこと健康と食べることの
結びつき

私たち「ながいきおまめ」が今のように食を通じて健康を広めるコンセプトで始めたのも、店主である蔵立悦子が、ある実体験により多くを感じることがあったきっかけで始まりました。そのきっかけとは、実母の介護でした。

きっかけは、実母の介護。

実母が数度ガンを経験した後、痴ほう症を発症。自宅にて店主蔵立悦子が仕事と介護を両立していましたが、母子家庭で仕事と子育てと介護を両立する難しさ、実母の体力が年々なくなっていることもあり、介護施設への入所は苦渋の決断でした。

蔵立悦子(店主)は、これまで料理の仕事に携わってきたこともあり、料理への熱意は人一倍ありました。泣く泣くの決断で実母を入所させた後も、「せめて母が食べる食事くらいは私が作りたい!」そう強く想うようになりました。

その熱意でどうにか実母の入所する施設の調理師として就職。実母の食事に携わり、その姿を見守りました。実母も少しづつ体力を取り戻し、笑顔もみられるまで回復しました。療養食の調理を通して、召し上がる方々と直に触れ合うことで「健康と食べることの結びつき」がいかに大切なことか目の当たりにしたのです。実母をはじめとする多くの施設利用者が、「食べること」によって病が軽減されたり、少しの工夫で免疫力が上がり、病気になりにくい体質になることを肌で感じてきたのでした。

京都のおばんざい × マクロビオティック

こうした「食べること」が生み出す力を体験したことから、食を通じて地域に健康を広めたいと思うようになります。ながいきおまめでは、「京都のおばんざい」と「マクロビオティック」を融合させた【ゆるマクロビ】を発信しています。季節や旬の中で味わう食の楽しさや、食材本来の味わいを無理なく楽しめるような健康的なメニューを取り揃えています。

ながいきおまめの「ゆるマクロビ」

「ゆるマクロビ」とは、マクロビの良い要素を取り入れながら、気持ちは無理せず自分のペースで健康を意識していくコンセプトです。ところどころ代用品を使い(ゆるめどころ)ながら気軽に楽しく食生活に健康を取り入れていただく食事方法です。

おかん

ゆるマクロビの“ゆるめどころ”

主食の玄米から雑穀へ

食材は、雑穀・豆・野菜・海藻を用いる。主食の基本は玄米だが、胚芽米や白米に雑穀を混ぜたものなども使用する。

近隣で採れた食材を

できるだけ暮らしている土地(国産)のものを使用する。身近な地元で摂れる旬のお野菜こそ、新鮮で栄養豊富かつ安価で、美味しく食べることができます。

オイルの種類

本式では、エキストラバージンオイルや菜種油などの植物性の油を使用するが、「ゆるマクロビ」は自宅にある純正胡麻油、オリーブオイルでもOK。

野菜は食べやすいように調整

野菜などの食材は、皮つきでまるごと葉から茎、根っこまで使い調理するが、玉葱など食べにくいものは皮をむくなど、食べやすいように好みで調整する。根っこも刻んで常備菜に使う。

甘みを加えたい時

甘みを加えたい場合は、本みりんや甜菜糖を使用する。甜菜糖は、グラニュー糖や上白糖には含まれないカリウムやカルシウム等のミネラル、整腸作用のあるオリゴ糖が豊富です。

缶詰「豆の水煮」もOK!!

豆は乾燥から戻すのが本式だが、「ゆるマクロビ」は缶詰の「豆の水煮」でも代用OK。


健康を保つ為には、「続ける」ことが大切です。
ながいきおまめのお惣菜・お弁当には、「ゆるマクロビ」の考えを取り入れ、小さいお子さんからご年配の方まで、気軽に簡単に、健康的なお食事を召し上がって頂くことが出来ます。